14 aprile 2009

Mamma Mia!

昨晩23時。広いお家に、私一人の夜。
お風呂から出てきて、ドライヤーで髪を乾かしていたら、バンッ!! と電気のブレーカーが落ちてしまった。
家の片側の雨戸が閉まっていて、部屋は真っ暗。

手探りで歩き、携帯と持っていた、暗いところで光るおばけの形をした鉛筆削りを持ち、部屋を一つずつ廻って、
ブレーカーの在処を探す。
もう怖いし、パニックになってる状況で鏡に写るそのおばけを見て、うわぁわわわわっ!!と叫ぶ私。



友達に電話したら、下のエントランスにあるかもしれないというので、下に行くと、大きな扉が二つあって、そこに複雑な分け分からないブレーカーや機械が沢山あって、混乱状態に。

しかも高い場所にあるから、一度家に帰って、ほうきと、なぜかおばけと、携帯と鍵を持って、スリッパのまんま、あせって下に行った。
また友達に電話をかけながら、相談していると、同じ歳くらいのイケメン住人が後ろを通り過ぎようとしているので、話してる電話をいきなり切って、話かけた。


「ちょっとちょっと〜!!!待って!!」ここはイタリアなのに、完全に日本語。
ほうきを持った、怪しい日本人にいきなり声をかけられ、その人も気の毒だけど、しかたない!!

「ドライヤーかけていたら、電気が落ちちゃって、家中の電気が付かないし、私一人で家にいて、どこを押したらいいか分からなくて、困っているんだ。だから、なんとか助けてください!!


この内容を、英語も日本語も通じない彼に、あののっぽさんにも、劣らぬジェスチャー力で、完全に伝えきり、彼が10分くらいの間、管理人さんらしき人に電話しながら、色々やってくれたんだけど、結局駄目で、最後、無理矢理おばあちゃんの携帯をならし、勝手に彼の耳にあてるという強行手段にでるが、
おばあちゃんも夜中だから出てはくれなかった。。



部屋に帰り、友達からのメールを見ると、「寝ちゃえ! 明るくなれば、なんとかなるよ。」 と。

おばあちゃんに昼間に電話したら、「ベーネ ベーネ、大丈夫。大丈夫。夜帰るから。」と。

そして、学校の先生に、色々説明したら、「ケ ロマンティコ! 真っ暗なんてロマンティックね!」と一言。


わたしだけが、相当焦っていたことに今気がつく。
困ったことはおこらない。ってよく、前の会社の社長に言われたけど、本当にそうだと思った。


今、冷凍庫にあったジェラートは液体となっているけど、また電気が付けば、元通りになるし。大丈夫大丈夫。